ホームページ開設にあたって本連盟は、昭和22年全国に先駆けて終戦後の恩給生活者の極貧生活救済の為、恩給期成同盟会を結成したことに由来します。その後昭和25年「山形県退職公務員連盟」に改称し現在に至っています。
本連盟(現会員数約7,500名)は、年金制度を始めとする誰もが安心できる社会制度の構築と持続的な公務員制度の確立、本県退職公務員等の生活保障を希求することを第1の目的に掲げ活動している団体です。本連盟が加入する「日本退職公務員連盟」は高齢者の利益を代表する団体として、経済団体・労働組合と共に、年金改革法案に関するヒヤリングに参加するなど、国や政府に対して意見を表明できる唯一の団体です。さて本連盟は、社会貢献活動や会員相互の絆づくりに力を入れており、県内の11支部では会員同士が交流を深め楽しいひと時を過ごせるよう様々な事業を計画しております。現役・退職を問わず公務員の皆様には社会の為に全力を傾けて取り組んで頂いておりますが、退職後も公務員としての矜持を持ち続け、自分のそして将来世代の年金を守る活動に主体的に参加して頂きたい。社会と関わりながら少しだけ社会に貢献し、健康と生きがいを大切に生の集大成を過ごして欲しいと願うばかりです。
ここ数年会員数が減少しています。組織加入に対する逡巡や他人を想う社会意識の低下を始めとする社会風潮の変化の影響が大きいのかもしれません。一方で、会費を納入して頂いている会員(会の方針に賛同下さる一般会員を含む)・準会員(現役公務員)の皆様には大きな力を頂いております。このような状態を打開する一案として、今回ホームページを開設することといたしました。まずは基本的な内容の掲載から始め、将来的には「県会報」の一部内容や会議の案内等に広げていければと考えております。ホームページを通して会員同士、会員と県民の皆様の絆が深まることを期待しております。
会員であることが私達と次の世代の年金を守ることに繋がります。未加入の皆様が一人でも多く新しい仲間に加わることを心からお待ちしております。
山形県退公務員連盟会長 田中隆史