健康を守り、
生きがいのある生活を送ろう!

運営計画

1 運営基本方針

(1)山形県退職公務員連盟の現状

  • 令和7年度は、結成77周年を迎える。
  • 平成25年度から6年間会員増を続けたが、その後減員に転じ、令和4年度は274名、令和5年度は193名、令和6年度は198名減となった。
  • 安定した社会保障制度の構築と健全な公務員制度の確立のため、国会議員や県知事への署名を添えた要望活動を、平成25年度から継続して行っている。

(2)社会保障制度の現状

  • 平成27年10月から共済年金制度が廃止され、厚生年金に一元化された。
  • 平成28年の年金改革法により、平成30年4月から、マクロ経済スライドの未調整分を翌年度以降に繰り越すことになった。
  • 令和7年度の年金額は、前年度から1.9%の引き上げとなった。
  • 令和5年度から2年ごとに1歳ずつ公務員の定年が引き上げられることになった。
  • 「2025年問題(団塊の世代約800万人が後期高齢者になる)」や「2040年問題(団塊ジュニアの世代も高齢者となり、高齢者数が約4,000万人になる)」を見据え、国は、「全世代型の社会保障制度の構築」を掲げ、高齢者の負担増も含めた施策を検討している。

(3)運営基本方針

「われらの信条」の理念を尊重し、4つの目標を掲げて力強く活動し、現役・退公務員をはじめ、すべての人々が幸せで充実した生活を送れる社会の実現に寄与する。

2 本年度の目標

  • 誰もが安心できる『年金・医療・介護』などの安定した社会保障制度の維持を求める。
  • 会員相互の連帯と意志の結集により、会員増と組織の活性化を図り、組織力を高める。 
  • 厳しい状況に置かれている現役公務員を支援する。 
  • 地域に根ざした社会貢献活動や福祉活動と会員の絆づくり活動の活性化に努め、生きがいの創造・増進を図る。

3 取り組みの重点

厳しい状況の中ではあるが、可能な限り以下のことに取り組んでいく。

  • 全支部一丸となった会員増の取組
  • 陳情による要望活動
    ① 社会保障制度の維持
    ② 現役公務員の支援
  • 社会貢献活動や会員相互の絆づくり活動の推進

4 重点への具体的な取り組み

(1)会員増のために

  • 県も支部も、全力で入会勧誘に取り組み、会員減に歯止めをかける。
  • 県大会をコンパクトな意志結集の場にする。
  • 現役に対し、退公連についての理解を深めてもらい、加入を促進するとともに準会員増をめざす。

    ○ 「世代間の公平性を考えながら年金世代も現役世代も共に納得できる社会保障制度改革を目指していること」や「年金額減をはじめ医療費・介護費の負担増に歯止めをかけている退公連の役割」について理解してもらい、退公連への加入を進める。

    ○ 現役向けの「号外」を年一回発行する。

(2)陳情による要望活動

  • 社会保障制度の維持
    ○ 日公連と共に、医療、介護、年金などの社会保障制度が、今以上に高齢者の負担過重にならないように国の関係機関に要望する。
  • 現役公務員支援のために
    ○ 対県…現役県職員等が心置きなく職務に専念できるよう要望活動を行う。
    ○ 対国…日公連と共に、公務員退職者が将来にわたって安心して生活できる制度を求める。
    ○ 県知事への署名活動を行う。国会議員へはハガキ送付を行う。

(3)社会貢献活動のために

現役時代に培った知見や趣味、特技等を社会貢献活動や福祉活動に生かすことで、会員の生きがいづくりを進めていく。

  • 現役時代の知見等を生かした活動
  • 趣味や特技を生かした活動
  • 障害者や高齢者を支援する取組・・・『タオル一本運動』など

(4)絆づくり活動

  • 各支部で創意工夫を生かし、会員が参加しやすい行事を行う。予算の工夫をしながら絆づくりを推進する。
  • 特に一人暮らしの会員へ声がけをする等、お互いに健康維持に努める。
    また、施設に入っている会員への対応についても配慮していく。